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お知らせ

一人親方の今後は?続けるべきか、会社に所属するべきなのか?

フリーランスという言葉が定着したのはここ10年ほどですが、建設業界では昔からフリーランスという働き方が広く行われていました。

それが、「一人親方」です。一人親方は社員雇用を行わず人材を抱えたい会社と、会社に縛られずに働きたい職人にとってと良い仕組みでした。

 

 

しかし今、その働き方が変わりつつあるフェーズにあります。

今後も一人親方として生きていくのか、それとも会社に所属するのか、はたまた法人を立ち上げるのか。一人親方にとって選択を迫られる時代が来ているのです。

今回は耳障りの良い話ではないかもしれません。しかし、一人親方の方にぜひ読んでほしい記事なのでご一読いただけると幸いです。

 

一人親方の今後とは?

今、一人親方の今後を大きく左右する制度が迫っています。

それが「インボイス制度」です。聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?

インボイス制度とは、2023年10月1日から始まる、新しい仕入れ税額控除方式のことです。一定の記載事項を満たした請求書(インボイス)を発行・保存することで消費税補仕入税額控除が適用されるようになります。一人親方からすると、消費税の納税がシステム化される訳ですので収入が減ってしまうと思う人も少なくないないでしょう。

このまま一人親方を続けるべきなのか、それとも会社に所属するべきなのなのか、次の章で検討していきます。

今後も一人親方でいるべき?それとも会社に所属するべき?

一人親方には2つのパターンがあります。まずはここに目を向けましょう。

【一人親方パターン1】

1つ目のパターンは、一人親方の仕事のほとんどを1つの会社から受けているというケースです。足場会社など、一人親方だけでは現場を完結できないような業種に多くあります。材料も元請けのものを使っているため、実質社員のような状態になっているのではないでしょうか。

【一人親方パターン2】

次に2つ目のパターンです。これは複数の元請けから仕事を受けており、フリーランスのような状態だというケースです。大工など依頼を自己完結できるような業種に多いです。

一概に一人親方と言ってもこの2パターンのうち、どちらなのかによって今後どのように働いていくべきなのかというのが大きく異なってくるのではないでしょうか。そして、この2つのパターンと併せて、今後のビジョンによっても進むべき道が変わってくるでしょう。

 

一人親方でまわりでうまく行っている人を見ない

皆さんが頭の中で描く一人親方のイメージとはどのようなものでしょうか?

おそらく、

・月収は50万円〜100万円

・自分1人でやっているので、マネジメントの必要なし

・案件が途切れることはなく、常に仕事が回っている

など、基本的には良いイメージを持っているかと思います。

 

しかし残念ながら現実はそうではありません。

もちろん中にはこのような理想的な1人親方もいるかもしれませんが、実際には話に聞いたこともなく、また私たちのまわりでも見たことがありません。

実際のところ、私たちが知る一人親方というのは

・一人親方で独立するも別業界(軽貨物など)で業務委託に移る。

 →でも長くは続かず、最後にはいなくなる

・安定して案件を受注できず、収入が安定しない

・健康管理ができておらす、体を壊してしまう(50-60代)人も多く、

 中には生活保護になってしまう場合もある

このような厳しい現実があります。

 

要するに、一人親方として気ままに生きていくのは難しい時代ということです。

稀に法人化して、会社としてどんどん成長する成功例もありますが、ほとんどは最終的にどこかの工務店の社員となって、安定した働き方を選んでいるようです。

 

厳しい言い方ですが、結局のところ建設業というのは日本の産業構造の中の歯車の一つなので建設業としての自分の働き方をコントロールするのが難しいということでしょう。

また元請としても、一人親方のような自由気ままに仕事をしている人よりも、会社として組織化されているところに頼みたいと思っているのかもしれません。

さらに、近年は元請け側の品質担保の基準がかつてより厳しくなっていることもあり、個人より法人、その法人の中でもより一定の品質を保てる会社じゃないと生き残れなくなっているのです。

他にも、一人親方だとミスが起こったとしても次の現場に行かないといけないので責任が取れません。建設業で仕事を請け負った時の責任を取り切れないのは致命的です。

これらを考えると、業界として個人事業主の相性はあまり良くないと言っても過言ではないのではないでしょうか。

私たちの考えとしては、一人親方は法人化する前のステップでしかないということです。というのも、一人親方で信頼を得て責任が増えていけば一人で回るはずがないのです。そうなってくると当然人が必要になるわけで、真剣に仕事をしようと思ったら一人親方ではい続けられないはずなのです。

それでも一人親方としてやっていきたいと思うのであれば

1、法人化する

2、一人親方のグループを組む

この2択かと思います。

何にしても、建設業はコミュニティがないとやっていけない業界です。コミュニケーションが苦手で一人親方になった方もいるかもしれませんが人間関係なくして建設業で生きていくことはできないので最低限のコミュニケーション能力は身につけておきたいですね。

 

実質社員になっている一人親方へのすすめ

まず、パターン1の一人親方の仕事のほとんどを1つの会社から受けているというケースです。足場会社など一人親方1人では完結できないような業種の場合、今後は会社に属した働き方に変えたほうがおすすめです。


というのも、以前とは異なり、建設会社の社員の労働環境や待遇、福利厚生などがより良くなっていくと考えられるからです。社会保険の加入により将来の安定が望めるのは嬉しいですよね。また、一人親方だと雨天時には日当が出ませんが、社員なら給料が出るなど、安心して長く働くためには社員の方が良いのではないでしょうか。

例えば弊社は、リノベーション、電気工事、塗装断熱、架設重量、機械設置、アンカー設置、通信工事など複数の事業部に社員として、職人が所属しています。

そして役職手当や資格手当、家族手当などの社員の生活を守る福利厚生や賞与も年に2回あります。一人親方として活躍してきた職人も、家族が増えるタイミングなどでワーキングスタイルに入社するケースは少なくありません。

採用情報に関しては、こちらのページからもご覧下さい。http://workingstyle.co.jp/recruit

 

一人親方の今後に不安を感じ社員になった職人の事例

当社で電気工事士として活躍する中條もかつては横須賀で一人親方として活動していました。

ーーーインタビューより抜粋ーーー

収入面では、一人親方でいる時の方が良いこともあります。しかし、仕事量には波があって安定して収入を得ることの難しさは実感していました。自分は結婚していて子どももいるので、コンスタントな収入が保証されていない一人親方でいることはどうなのだろうと疑問に思っていましたね。

ワーキングスタイルに入ってからは、一人ではないので大きい仕事もとりあえず取ってきてから相談することもできます。周りに相談しながら仕事を進められるのがいいですね。このように恵まれた環境にいることを生かして、大きな仕事にも挑戦していきたいです。

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複数の元請けから仕事を請けている一人親方へのすすめ

次にパターン2の複数の元請けから仕事を受けており、フリーランスのような状態だというケースです。複数の元請けから仕事を請けている一人親方は、今後少しずつでも職人を抱えて法人化を目指すのも良いかもしれません。インボイス制度が始まると、消費税の負担が増えてこれまでよりも収入が減ることになります。そこで1人ではなく複数人で動くことで、利益を確保しやすくなるのです。そこから会社として成長を目指すのも一つの手段なのではないでしょうか。

ワーキングスタイルでももちろん、一人親方とのお付き合いが多くあります。志高く、これから成長し拡大を考えている一人親方の方は是非ご連絡ください。一緒に仕事をして共に成長していきましょう。

一人親方の今後は暗いのか

ここまで一人親方の今後についてお話ししてきましたが、一人親方の未来は暗いと申しているのではありません。全くそんなことはないと考えていますので安心してください。

しかし、今まで通りではうまくいかなくなってくるというのが実情でしょう。

「安定していたいのか、挑戦していきたいのか。」
この方針を決めることでこの先の道は見えてくるのではないでしょうか。

ワーキングスタイルは一人親方として続ける方も、会社に所属したいと考える方も全力で応援しサポートしていきます。是非一緒に仕事をしましょう。

 

 

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