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電柱を建てるのに必要な「建柱工事」とは?工事の流れを詳しく解説します

電柱は、私たちの生活に欠かせない電力供給を支える重要なインフラです。

その電柱を建てるために行われる「建柱工事」には、一般的な工事とは異なる高度な技術と豊富な経験が求められます。この記事では、建柱工事の基本から施工の流れまで、詳しく解説します。

建柱工事とは?

建柱工事とは、電柱を地面に設置する作業です。一般的な工程としては、まず地面に穴を掘り、その後柱を立て、土を戻して固めるという流れになります。

工事にかかる所要時間は現場の状況により異なりますが、おおむね半日程度で完了します。ただし、周囲に地下の埋設物や上空の電線が多い場所では、作業が複雑になり、より多くの時間と高度な技術が求められます。

建柱工事の種類

建柱工事にはいくつかの種類があります。それぞれの特徴について見ていきましょう。

電柱を新たに建てる工事

最も基本的な建柱工事で、難易度は比較的低めです。まず、建柱する場所に埋設物がないことを確認し、問題がなければ掘削、建柱、埋め戻しを行います。

電柱の建替え工事

既存の電柱を新しいものに交換する工事は、新設工事よりも難易度が高くなります。既に設置されている電柱には電線が取り付けられているため、新しい柱を設置する際には、既存の電線に触れないよう細心の注意が必要です。

建て替え工事後には、新しい電柱に電線を移設する「装柱工事」も行われます。電柱にかかる引っ張り力を考慮し、場合によっては電柱をあえて斜めに立てることもあります。

軟弱地盤や強固地盤への建柱工事

特に地盤が軟弱な場合や、逆に非常に硬い地盤の場合、工事が複雑になり、特別な対応が求められます。これらの地盤では、建柱に必要な安定性を確保するために事前に調査を行い、必要に応じて地盤改良工事を行うこともあります。

建柱工事に必要な穴掘建柱車(ポールマスター)とは

建柱工事に欠かせないのが「穴掘建柱車」(ポールマスター)です。この特殊な車両は、通常のクレーン車とは異なり、クレーン機能に加えて、掘削作業を行うためのアースオーガー(掘削用ドリル)も装備しています。これにより、地面を掘り進め、柱を立てる準備を効率的に行うことができます。

建柱工事の流れ

電柱が倒れると、深刻な事故や危険な状況を引き起こす可能性があります。さらに、電柱が倒れることで電線が断線し、その周辺地域での電力供給が停止するため、不便を引き起こすことになります。

このような事態を避けるためには、建柱工事を細心の注意を払って、適切な手順で進める必要があります。ここでは、建柱工事の基本的な流れと各工程での留意点について詳しくご紹介します。

①電柱を積み込み、運搬する

電柱を現場に運ぶためには、まずクレーン機能を備えた「穴掘建柱車」を使用して、電柱をトラックに積み込みます。電柱は長さ約12メートルのコンクリート製が一般的であり、そのため運搬には道路使用許可が必要となります。積み込み後、電柱を目的地まで安全に運搬し、工事現場に到着させます。

②建柱箇所の事前準備

建柱を行う場所を事前に準備するため、まずは舗装などを破砕する作業を行います。この際、削岩機を使って舗装を破壊し、地面を掘りやすくします。また、市街地では上下水道やガス管などの埋設物が多く存在するため、掘削前にスコップやその他の道具を使って埋設物の有無を確認する必要があります。

③穴掘建柱車を使って地面を掘削する

埋設物がないことが確認でき、安全が確保されたら、次に行うのは地面の掘削作業です。この作業には「穴掘建柱車」を使用します。まず、車両のアウトリガーを広げてしっかりと地面に固定します。掘削にはアースオーガーという専用のドリルを使用し、地面を慎重に掘り進めていきます。掘削中は、土がアースオーガーの羽根に付着するため、その都度引き上げて土を落とし、再度掘削を繰り返します。掘削の深さは、電柱の長さの6分の1程度です。

④クレーンで電柱を吊り上げて穴に差し込む

掘削が完了したら、クレーン機能を使って電柱を吊り上げ、穴に差し込みます。上空の電線に触れないように、また掘削した穴を壊さないように細心の注意を払いながら作業を進めます。

⑤埋め戻しを行う

電柱を立てたら、電柱の位置や垂直を確認し、土を埋め戻していきます。垂直を確認するために使用する「下げ振り」という道具を使い、誤差なく作業を行います。

⑥「根枷ブロック」を設置する

電柱が斜めになったり、沈下したりしないように、「根枷ブロック」を設置します。このブロックは、電柱の長さや地盤の状態に合わせて取り付けられます。

⑦地盤を整えて舗装の復旧作業を行う

掘削後に残った土を埋め戻し、しっかりと締め固めを行います。地盤が軟弱な場合は、水締めを行うこともあります。最後にアスファルト舗装をして、元の状態に復旧させます。

⑧周囲の清掃をして完了

工事が完了したら、周囲をきれいに掃除して終了です。このようにして、電柱がしっかりと立ち、安全に使用できるようになります。

建柱工事では業者選びが大切!

建柱工事を成功させるためには、経験と技術に優れた業者を選ぶことが非常に重要です。電柱を正しく設置するには、高度な専門知識や技術が必要です。そのため、信頼できる業者を選ぶことが工事の品質に直結します。業者を見極める際は、提供するサービス内容や過去の実績、対応力などをしっかりと確認することが大切です。

まとめ:建柱工事をご検討ならワーキングスタイルまで!

建柱工事をお考えの方には、信頼できる業者選びが非常に重要です。

ワーキングスタイルは、リノベーション工事や各種土木工事を専門に手がけており、豊富な実績と高い技術力を誇ります。高所作業や電気配線にも精通したスタッフが揃い、電柱の設置や補修工事においても、安全を最優先に、確実な施工を行っています。

専門家による丁寧な作業と確実な結果をお求めの方は、ぜひご相談ください。