東京都八王子市の建設会社・ワーキングスタイルです。
弊社はリノベーション、塗装断熱、架設重量、電気工事など幅広い事業を扱い、建設工事のワンストップサービスを提供しています。
今回は入社1年目でありながら、自身の専門である「くさび足場事業課」を立ち上げた和田さんにお話を伺いました。和田さんはワーキングスタイルに入社する直前の2021年、仮設足場工事業者として独立したものの、新型コロナウィルスの煽りを受けて事業が立ち行かなりなりました。一人親方として耐え忍ぶか、あるいは建設会社の一社員となって安定を得るか葛藤がありましたが、意を決してワーキングスタイルに入社を決めました。一人親方として独立することの厳しさ、そして再び社員になった今だから言えること、今後の展望などを率直に語っていただきました!
―ワーキングスタイルに入社するまでの経歴を教えてください
ワーキングスタイルの協力会社で働いていました。10年くらいは付き合いがあったと思います。手間請けとしての仕事が始まりになりますね。
―どのような業務内容でしたか?
多能工として様々な仕事をやっていました。設備工事から養生のような雑工事まで何でも請けていましたね。なぜ自分が幅広い工事に対応できるかというと、もともとエアコン屋をやっていて、そこで機器の吊り込みをやっていたのです。吊り込みとはエアコンやダクトなどを天井に吊る作業ですが、その中で墨出しだったり、アンカーを打ったりと、色々な作業が付随していたので、自然と多能工としてのスキルが身に付いたのだと思います。
―ワーキングスタイルの協力会社に勤めた後は?
10年ほどお世話になった協力会社を退職し、別の人工出しの会社に移ったのですが、そのころちょうどプライベートで子どもが生まれて安定した収入が必要になったことから、さらに別の足場会社に社員として就職しました。実は、建設業を始めた当初は足場の仕事をやっていたので、業務内容的には戻った感じになりますね。
もともとのスキルがあったので、その会社で数年間社員として働いた後、2021年になってすぐに若い職人と共に独立をしました。
―独立してからの経営状況はどうでしたか?
独立してすぐに、かつて付き合いのあったワーキングスタイルに挨拶に行きました。そして堂垣社長の紹介で大きなやりがいのある仕事をいただくことができて、しばらくはその仕事に集中していました。しかし、緊急事態宣言の影響でその仕事はなくなってしまったのです。もちろん、他に探そうと思えば仕事を探すこともできたのですが、他を受けたことによってもともとの仕事が再開した時に対応できなくなることを懸念して、仕事を入れることを控えていたのです。
結局、そのことが裏目に出て、緊急事態が延長されたことにより元々の仕事は再開のめどが立たず、売り上げが三分の一程度にまで落ち込んでしまいました。
2021年の夏にはいよいよ商売が立ち行かなくなり、秋になっても状況は変わらないので、下手に借金するよりは一回商売から身を引こうという決断をしました。
―それからどうしたのですか?
再び堂垣さんのところに行きましたね。包み隠さずこちらの窮状を全て話し、どうにか仕事を得ることはできないだろうかと必死に相談しました。そうしたら、驚くべきことに、これまでのスキルを生かしてワーキングスタイルで新しい部署を作ってみたらどうかと提案をしてくれたのです。これには喜びを通り越して驚きしかありませんでした。さらに、自分が抱えていた金銭的な問題も、これから立ち上げる部署の経費として一旦費用を肩代わりしてくれたので、堂垣社長には感謝しかありません。
そして、ついに11月に「くさび足場事業課」という課の課長としてワーキングスタイルで社員として働き始めました。さらに一緒にやっていた若い職人もワーキングスタイルに入れていただくことになり、本当に何から何までお世話になりっぱなしです。
―独立して、そして再び社員に戻ったという決断には葛藤はありましたか?
商売が立ち行かなくなって会社をたたもうと決めたときが本当にきつかったので、正直、社員に戻って気持ちは楽になりました。独立してやっていたときは、仕事をするにも足場を借りるか買うかしないといけないので、常にお金の心配と隣合わせでした。その時は、先立つものがなく大きな仕事には手を出せなかったのですが、今はワーキングスタイルという後ろ盾がついて思う存分案件を受けることができるので、すごくやりがいがあります。
―ワーキングスタイルはどんな会社ですか?
他の会社とは明らかに違うと思います。まず、自由度が高いです。自分の立場や現在地をきちんと理解していて、具体的な目標や目指している地点が明確になっていれば、会社からああしろこうしろと細かく言われることがないのでのびのび仕事ができますね。
雰囲気もとてもよく、社内の人間関係は常に良好だと思います。かといって何でもありなわけではなく、やることはみんなしっかりとやっています。
―個人的な目標は?
まずは1年以内に「くさび足場事業課」を事業部に昇格させることです。
恩を返さないといけないので、全力で売り上げて会社に貢献していきたいと思います。
昔勤めていた時と違って課長という立場なので、もしかしたら将来的に再び独立することも視野に入れて少しずつでも経営面を学んでいきたいです。
―ありがとうございました。
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一人親方や会社として独立していやっていくには、自身の職人としての腕以外にも、営業力だったり、財務だったり、時に資金調達だったりと、やるべきことがたくさんあります。
ワーキングスタイルの事業部は独立採算制なので、経営感覚を持って取り組むことでやりがいが生まれます。
まずワーキングスタイルで売り上げて利益を残し、人の給与を決めるというような経営に必要なスキルを経験から学んでみませんか。
そこから独立の道は開けていきます。